幸せの天秤

昨日の徹夜のお陰で、書類たちの数が減った。


会社に出社している以上、自分の仕事だけしているわけにいかない。


社員としての仕事を行わなければ、、、。


都合がいいことに明日から2連休だ。

今日徹夜して、明日1日書類と闘えば、この書類たちとさよなら出来るだろう。



家に帰った時に、マリアからの依頼のメールも来てたし、
2日目の休みをそれにあてたら、何とか来週からはまたリセット出来そう。

自分なりに段取りを組む。



「片瀬さん、この書類コピーお願い」


桐谷班の女の子や青山班の女の子たちから、雑用を回せれる。


自分のデスクに書類の山が、だんだん増えていく。

ここで、断ったりしたら、後が怖い。


書類をコピーし、ホチキスで留める単純な作業。






「レンリ、マリアから電話だ。4番」

作業をしていると部長から言われた。


職場まで電話してくるなんて、何かあったのだろうか。



「もしもし、片瀬です」(英語)



「片瀬って言うから、誰かと思った。
用件なんだけど、来週コンクールあるのわかってる?その審査委員として
レンリに参加して欲しいって協会の人から問い合わせがあるんだけど、どうする?」(英語)


「日時は」(英語)


「来週の金曜日」(英語)


「部長に相談しないと何とも言えないね。一応仕事だし」(英語)


「なら、あのエセ紳士野郎に聞いたら返事頂戴」(英語)


「了解。じゃ」(英語)


電話を終え、部長のデスクに向かう。