幸せの天秤

あたしが生きやすい生き方、、、。

そんなのわからない。

だって、いつもあたしは逃げてばっかりだったから。

結婚も、楽しいと思えたデザインの仕事も、あたしには手が届かない。

あたしの前にある壁は高すぎて、いつも押しつぶされる。


諦めなきゃ何か変わるって言う人もいるけど、諦めざる終えないことばかりだ。

もしかしたら、原因はあたし方にあるのかもしれない、、、。


あたしだってわかってる。

わかってるけど、、、もう戻ることなんて出来ない。



「卓真、抱いてよ」

何も考えられないくらい、あたしのことを壊してよ。


卓真はため息を溢す。

呆れられたかもしれない。



でも、卓真のことも気にせずにあたしは服を脱ぐ。

「レンリ」

「ねぇ、抱いてよ」


卓真はあたしが売春婦になったときの始めての客。

なら、あたしがまた落ちる時は卓真がいい。


なんで、卓真はあの日からあたしを抱かないの?

あたしが下手だったから?

ならこの4年で少しは卓真を満足させれる術を身につけたと思うの。



「卓真、あたしそんなに魅力ない?」

「バカなこと言ってないで、服着ろよ」

卓真はあたしの方を全く見ようとはしない。