幸せの天秤

「レンリ アオヤマが売春婦だってな」

「、、、、もう、デザインは書きません」


もう、書かない、、、、。

ごめんね、マリア。

あたし、マリアとの約束を守れそうにないよ。


「別に書くなとは言ってない。俺の言うことを聞けば好きなだけ書かせてやるさ」

「どういう意味ですか」

「お前のデザインが欲しい。ただし、お前の名前では公表しない」

「あたしにゴーストライターをやれと?」

「お前は頭がいいな」


あたしの作品はあたしの作品だ。

誰かにやるなんてこと、、、、、出来ない。



「それが、嫌なら。お前を潰す。一生デザインを書けないようにな」


あたしの反応を見て、あざ笑う。



「考えさせてください」

「あぁ、良い返事を待ってる」


何が良い返事だ、、、、。



会社を出ると雨が降っている。

でも、そんなことすらどうだっていい。



この雨があたしの中にあるモヤモヤもすべて、洗い流してくれたら
どんなに楽になれるだろう、、、。

夢なんか見なきゃ良かった、、、。

そしたら、こんな気持ちにもならなったのに、、、。