そして遂に…



『颯真……』

「んー?」

『とうとう来てしまったね…この日が……』



そう…今日は……




颯真の進学がかかっているテストの日




『あ~っっ!!緊張するっっ!!!』




あたしがそう言いながら歩き回っていると




「いやいや……テスト受けるの俺なんですけど」




そう言いながら軽くあたしの頭をたたく颯真




『そうだけどさ~っ……』




緊張するものはするんだからしょうがないじゃん?