「何でって……今日から俺の親、旅行に行くんだよ。2日間」


『うん』


「それで凛香のお母さんがその間俺が一人なのが可哀想だから家に泊めるって言ったらしいんだよ」


えぇっ!!?


そんな事一言も言ってなかったじゃん!!


「やっぱり…聞いてなかった……よな?」


あたしは縦に頭をブンブン振った


「嫌か?」


『え?』


「俺が凛香の家に泊まるの……嫌か?」


少し悲しそうな顔をして聞いてくる颯真


……なんか誤解されてる!!?


『違うの!!全然嫌じゃないよ!!ただ、いきなりでビックリしたの!!』


あたしがそう言うと


「よかった」


そう言って颯真はふにゃりと笑った