幸せの神様。

燿の運転で、どこかへ出発した俺達



「どこ行くんだよ」



「秘密ー」



「黒島っていう海水浴場のある無人島」



燿が秘密と言った言葉なんて、まるで聞いてませんでしたと言うようにルイはサラッと答えた



「ルイちゃん言っちゃダメだよー」



「馴れ馴れしか」



トゲのある言葉と眼差しで燿を睨むルイ



「…無人島?」



ルイの恐い顔をやめさせたくて話かけた