「なぎ…です」



圧倒されてしまった



「…なぎね、よろしく。」



そう言った彼女は、カーテンを勢いよく開けた



外は見事な晴天で



雨が降った後なんて全く見当たらなくて



まるで、俺と彼女だけが夢でも見ていたかのような雨上がりだった