幸せの神様。

まだ渋っているルイを覗き込んで



「俺とデートして下さい」



「なっ…」



顔を赤くしている



自分がこんなに積極的な奴だなんて知らなかったな



ルイが恥じらうのを見て、もっと恥ずかしがらせたいなんて思う俺は、Sか?



「…分かったから、近いよ」



「そっか、なら髪結ってやるよ。ルイはいつも下ろしてるから…」



「不器用なんよ!!上手く結べた試しがなかと!!」



ちょっと膨れて俺を睨む



「だろうと思った」



その顔を見て愛しくて笑った