珍しくパチッと目が覚めた



隣に、ルイが居なくなっていたから



「ルイ…?」



自分の血が引いていく音が聞こえた気がした



バッと起き上がると階段をバタバタと駆け降りた



「ルイ!!」



「あ、おはよ。」



髪をふきながら俺を見たルイ



不安から、ぎゅーと抱き締めると



「どしたの?」



「また…居なくなったかと思って…」



クラッとして体重をルイにかけてしまった



「凪重かよ…それに、もうどこもいかんから」




とゆっくり俺に語りかけた