「うーみだぁ!!ばーちゃーん待っててねー!!」



馬鹿みたいに叫んでいる燿



真っ青な顔している倖



小さな船に揺られている俺…達。



なぜ、海?



なぜ、船?



それは、終業式が終わった日の夜、燿の家で言われた一言から始まった。