幸せの神様。

一歩ずつ



ゆっくりと近付いて



その場に俺もしゃがみ込む



「…見つけた」



何か言葉を考えていたわけじゃないけれど



自然と口から漏れた言葉は



初めて逢ったあの日、俺がルイから言われたかった言葉



ルイはゆっくり顔を上げて



「遅かよ…」



と微笑んだ



愛しくて



堪らないその笑顔が目の前にあって



抱き締めようとした瞬間



「おかえりー」




母さんに邪魔された