幸せの神様。

「なーんも知らんだろ。」



「…」



「あの子はあの子。誰でもない…他の誰かの代わりなら、あの子に近づくな」



「代わりなんかじゃない…です。」



こんなに早く離れてしまうものだなんて知らなくて



そんな事、言い訳にしかならないけれど…



やっぱり、もっと話したかった



もっと、“ルイ”を知りたかった



重ねていた時もあった



けれど、確実に君に、ルイに惹かれて俺は君を抱いたんだ



この腕の中に抱き締めたんだ…