幸せの神様。

「幸さん!!」



インターホンも鳴らさずに玄関を開けると、ヒルネを抱っこした幸さんが玄関先に座っていた



「ル、ルイは?居ますか?」



「…やっぱり、言わんかったんやね」



汗は沢山かいているけど、背中に変な汗がツーッと伝っていった



「あの、何を…」



ヒルネを撫でながら、俺を真っ直ぐ見据えて幸さんは言った


「あの子、養子に行ったんよ」




膝が無くなったかと思った



言われた言葉をちゃんと理解もしないうちに、崩れたようにその場に座り込んだ