幸せの神様。

ガタン。ガタン。



「台風…少し弱まった?」



『うん、今強風域じゃないかな?』



またしても、睡魔が来て、うつらうつらしていると



『…凪、寝てよかよ。』



「でも…」



『いいけん(いいから)、寝て。』



おでこにキスを落とされた瞬間、気絶したように眠った



『凪が、眠っとる間に台風は居なくなるけん。安心して』



そう言ったなんて俺は全く知らない



『凪…愛してる』



今度は唇にキスをして



『凪、ごめんね』



そう言って、家を出たなんて



俺は知る筈もなかったんだ