幸せの神様。

支度があるから待ってと言われ、玄関で待っていると、ヒルネがすり寄ってきた



「お前のご主人様は奥で何をしてるんだ?」



にゃー



「そうか、お前もつまみ出されたんだな」



にゃ。



「俺の言ってる事分かってんのか?」



『分かっとるはずないやん』



そう言いながら、ゆっくりと出てきたその姿に息をのんだ



赤い浴衣を着ていて、髪を綺麗にまとめていた




キレイ…




また、不意に言葉が出そうになって口を塞いだ