幸せの神様。

偶然か、必然か。



君は、前世の記憶がないのに俺にこの石を見せた



記憶が急に溢れて、胸が焦げるような気持ちになった



神様




悪戯にも程があるんじゃないか?




俺は、そんな宗教なんて入ってないけど…あんたがいるって信じて疑わないよ



だって、あんたしかいないだろ?



こんな悪ふざけが出来るのは。




「どがんしたと?」



黙った俺を不思議に思ったのか、両手をギュッと握ってきた