告白♡
美優side

6月中旬。もう少しで真夏日がやってくる。
「あぁ、やっぱり颯太君カッコイイ♡って、いったーい!もぅ遥!親友だからって頭叩くなんて酷くない?」
「はぁ?どこが、酷いのよ!毎日毎日同じ事聞かされる私の気持ちにもなってよね?」
まぁそりゃそうだね。。。毎日のように同じ事行ってるんだもんね!
「あのさぁ、美優1つ言っていい?そんなに颯太君の事好きなら言っちゃえばいいんじゃない?」
「言っちゃえばって何を?」
「告白してこいって事!!!」
「告白かぁ!そうだね。って、えっえっ?告白?あの、告白?」
「他にどんな告白があんのよ!」
「えっ、ムリムリ!絶対振られるもん!」
「じゃあどうすんのよ?もぅ恋愛の季節は来るって言うのに!」
「そっか、そうだね!じゃあ今日の放課後し
てくるよ!」
そして、放課後になった。
私は颯太君を屋上に呼び出した。
「あの、話ってなに?」
「あっ、ごめんね!急に呼び出し」りして。あのさぁ、私の名前知ってる?」
「もちろん知ってるよ?同じクラスだし!渡辺美優でしょ?」
「ぅん。それでね、今日呼び出した理由って言うのは、えっとえっと好き!だからです。」
言った、今私言った!好きだって。
「ふーん。美優も俺の事が好きなんだね!そりゃ良かった!ホントは俺から言おうと思ってたんだけど。だから、もう一回俺から言っていい?美優、俺と付き合ってください。」
ん?えっえっ?想像もしていない返事に驚いてしまった!
「颯太君も私の事好きだったの?」
「ぅん!」
「えっえっ?じゃあ今日から私と付き合ってくれるの?」
「もちろん!」
「ヤッター♪」
「じゃあ今日から美優は俺の彼女だな!美優、俺の性格が変わっても逃げるなよ?」
「えっ?どういう事?」
「俺表には出さないけど実はドSなんだよ!」
「えっ、そうだったの?」
「おぉ!じゃあ明日土曜だし初デートでもするか?」
「えっ?いいの?」
「おぉ!当たり前だ!じゃあ明日駅前に9時に集合な?そして一応着替えも用意しとけ!じゃあ明日な?」
「ぅん!!!じゃあバイバーイ」
って、えっ?着替え?何で?もしかして初デートでやっちゃうの?それはないよね!