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『・・・最後に、私にとって執事とは、親友であり、ライバルであり、家族であり、もしかしたら家族以上に大切な存在なのかもしれません。

彼がそばに居ると何があっても大丈夫と思えるので、これから先も私のことを側で支えてくれることを願います。』


「・・・。書きながら寝るんじゃねぇよアホ。プロポーズみたいなこと書きやがって・・・。

・・・ホントにお前は・・・、」



私の感想文を見られたことも、感想文を見た片桐の優しい顔も、ブランケットをかけて髪を撫でてくれたことも、


寝ている私は何もしらなかった。


日常編 その2 end