耳が壊れるくらいうるさいセミ…

冷たい飲み物が恋しい時期…夏…

せっかくの夏休みは…部活、部活の毎日で休みが少ない…つか夏休み、休みじゃないし!!!

「あぢ~」

太陽が眩しい…つか、眩しいどころじゃない…

「あぁ~あぢぃよ~」

「まぁみ~」

あたしの、友達の橘 未来…いつもならテンション高いんだけど…今日は…かなり…低っっ!!!

「み~くぅ」

んで…申し遅れました。私、鈴木 真未と言います。

っと、部活へ行くのです…みんな、顔ヤバッ…

学校へやっと着いた。たっ体育館が開いてない!?
まさか…地獄の…

「真未…まさか…まさか…」

「未来…まさかねぇ、ありえないよね…」

部員が集まってきている…

「どうも~どった??」
のこのこと太陽に負けないくらいの笑顔で来た櫻田 夏奈だ…さすが、お金持ち、クーラーがんがんの車にでも乗って来たのだろう…

「夏奈…地獄の…アレやるかも…」

一瞬にして夏奈に笑顔が消えた…

その、地獄の地獄のアレというのは…

『バレー部さぁん!!!今日、バレー部さんの顧問の方が遅れてきますので、今から30分完走やりまぁす!!!そのあとは…』

「そのあとは?」
部員が声をそろえて問いかける。

『顧問の方が来るまでダッシュをしてください』

「はあ?!」
部員全員がちょいキレぎみになる

「ありえない…」
未来は呟く…

「きゃあ日焼けちゃう」
のんきに椅子に座り日焼けどめをぬる夏奈…

「あぁ…うぅ…」
うなる私…
ほんとありえない…
やだあ…

「いつになったら高橋先生くるのかな…」
この子はおしとやかに見えて案外うるさいバレー部のムードメーカー坂田
愛実。
んで高橋先生が我等がバレー部の顧問だッッ!!

っとそうこうしているうちに地獄の30分完走が始まる…はぁ…やだやだ…