眠たい目を擦りながら
扉を開けるとそこには
エルがいた。


「エル!どうしたの?」

大きな声をだしたわたしに

「しーっ!静かに!いいもの見に行こうよ!」

と言った。

「いいものってなに?」

「とにかくついてくれば
わかるよ。いこう」

エルはわたしの腕をつかんで走り出した。