いつものようにわたしは
一人、みんなが遊ぶのを
眺めていた。


お気に入りのブランコに
のって。



カタッ

微かに音がして隣を
みるといつのまにか隣の
ブランコに赤毛の少年が
座っていた。

年はわたしと同じくらい。

綺麗な深い海の底のような青い瞳をしている。


だけどその瞳は少し
悲しそうだ。