空の願い










「サチ!!」




グラスに入っていたビールを口にふくむと、男の人の声が聞こえてきた。





あ、ちなみに未成年の飲酒は内緒ね。


今年で20と言っても、まだ19だから。










「遅い。」



「ごめんって!!んで、そっちの美人な人が真尋ちゃん?」






サラサラの茶髪を揺らしては、私を指差す彼。



サチの彼氏さんだ。








「..........どうも。」




軽く会釈だけして、再びビールに口をつける。







「どーも!!サチの彼氏、伊藤和志です!よろしくね、真尋ちゃん。」





外見はチャラそうなのに、そう言って笑った彼は、何処か大人に見えた。