空の願い










「夏休み前にレポート終わらせないと。」





次の授業を受けるべく、小走りで教室へ向かう。



その中、サチはそう言って、ため息をついた。






「頑張って。私、昨日終わらせたから。」




そんな彼女の背中をポンッと叩く。







「は?アンタ、いつの間に終わらせてんの。」



「効率のいいやり方してるから、早く終わるの。」



「憎たらしい奴。」





目を細めて睨まれる。






......何で睨まれなきゃいけないんだろうか。







「........ちゃんと手伝いますよ、サチ様。」



「わかってんじゃない。」





私がそういえば、サチはそう言って、スタスタと歩き出した。