俺は漣先輩の夕食を作ろうとしてたことを先輩に説明した
先輩は
「別に後輩だからといって気を遣わなくていいって言ったろ?だから、進藤は夕食を作らなくてもいいんだよ」
「あ…いやでも…先輩部活で疲れてるでしょうし…その…朝食をごちそうになったので夕食は俺がって思ったんすけど…ははっ…なんか失敗しちゃいましたね」
ヤベッ
なんか惨め〜…
――ポン
え…
先輩が…俺の頭に手を置いて撫でてる
「先…輩……?」
「あ…いや。なんとなく…その…ありがとな」
え…
「俺、別に先輩にお礼を言われるようなことしてないですよ?」


