「ってあー、もうっ!!
そういうことが言いたかったわけじゃなくて…!!」


グシャグシャと綺麗な黒髪をかいた長谷部由梨の発言が全くわからん


「????
…何??どうかした??」



1人悩んでいると、長谷部由梨から俺に近づいてきて、あの必殺技の上目遣いで俺を見つめてきたかと思うと…


「──…助けてくれてありがとございます…助かりました」



───俺、今死んでもいいわ………


何この可愛すぎる生き物はっ…!!!!!!!!



マジやばいんですけどっ!!!!



何俺を殺す気?!?!?!?!


「…じゃ、それだけだからっ」


ダッシュで俺の横を通り過ぎる長谷部由梨を、いつもなら追いかけるのだが、あまりにも俺が余裕なくって無理だった



───やべぇよ、長谷部由梨!!!!!!!!



最初はマジ顔がモロ好みとか言ってたけど、今はマジ違う


マジであの小悪魔的な長谷部由梨の性格に、どっぷりとはまってしまった


…とゆーか、俺が本気で落ちた…



マジで待ってろよ長谷部由梨ーーー!!!!!!!!



お前をぜってぇに惚れさせる!!!!!!



諦めてなんかやんねぇ!!!!!!



好きって言わせるまで追いかけてやる!!!!







そして俺はしばらく一人で悶えてから、その場を後にした───







──END──











───って、だからタイトルが“最後の出番"だったんかーい!!!!!!!!!!!!