「な、何よ…」


「ストーカー男のせいで、私、失恋しそうなんですよ…!!
私、バスケ部の立川くんがもう入学してからチョー好きで、もうめっちゃアタックして、やっと最近仲良くなり始めたのにっ、あのストーカー男のせいで何もかもが終わっちゃっいそうなんです〜!!」





なっ、何だと…!?


やっぱり長谷部由梨はあの立川ヤローが好みだったのか…




いやいやいや、考え直せ俺…



全部俺のせいなのは嫌だけどよ??、長谷部由梨が失恋しそうなお陰で俺は助かったくね??



「そっ、そんなのあたしらが知るわけないでしょ!?
てゆかアンタ嫌味?!
あんなイケメンよりそんな立川くん??とやらがいいとか!!」



ちょちょちょちょっ、火に油注いじまってんじゃねーか…!!


「嫌味?!滅相もない!!
私は先輩に今の私の恋愛事情を知っておいて欲しかったんですよ〜
そしたら私には一切、あのストーカー男に気持などこれっぽっちもないってわかりましたよね??
なので先輩方、お願いします
どうか、あのストーカー男を是非とも匿って私に近づけないようにしてほしいです」


えー、えー、え、えー?!?!?!



俺ってマジ可哀想じゃね?!?!?!


チキショー…!!

こうなったら倍返しだっ!!



「……ま、しょーがな「はーい、みんな何してんの??」


割り込みの術〜!!



誰がんなことOKさせるかってんだ、バーカ!!