「・・・実樹・・・・・・」 小さくわたしの名を呼ぶ、愛しい声。 わたしはすぅっと息を吸って、口をひらいた。 「勇太、今日の試合、めっちゃかっこよかった。 サーブもレシーブもブロックも・・・なんもしてないときも。 最後のスパイクなんて、わたし感動して泣いちゃったよ」 いったん言葉を切る。 勇太はずっと、わたしを見つめてくれたまま。 そしてまた、息を吸う。