「なによ」 いぶかしげに俺を見る姉貴。 俺はゆっくり、言葉を発する。 「姉貴、バレーってかっこいいだろ? あれはな、真っ直ぐに思いを打ち込むからなんだよ。 先輩のスパイクだって、真っ直ぐな気持ちが力になったんだよ。 俺、そんな気持ちすごく素敵だと思う。姉貴もそう思わない?」 「・・・っ、勇樹!」 ばいばい、となおもなにか言おうとする姉貴を残して 俺は足早に走り去った。