「あ…!」
慌ててリベルテはキースの手を掴む。その様子はさっきとはまるで違う、最初の紳士的な様子とも違う、どこか儚げで消えてしまいそうな印象があったからだ。
「怖くないです…!!にげちゃってごめんなさい!!」
「そう?」
「はい!助けてくれてありがとうございます…」
半獣は基本的にモノ扱いであるが故に奴隷のように、時には娼婦のように扱われるのだ。
「急に怒って…早歩きされるから、いなくなってしまうかと思いました。」
「怒ってたんじゃないよ…なんていうかね、言葉にはし辛いんだけどさ…っていうかね、早速絡まれちゃうし、リベルテは本当なんなの?」
「不可抗力じゃないですか…!」
「可愛くなるのも考えものだなぁ…」
リベルテはキースの顔をまじまじと見た。
「可愛い…ですか…?」
「……今のなし」
「え!本当ですか…??」
「…だから、君は充分可愛いよ、もう、これでどう?」
キースは顔を真っ赤にしながら、観念したようにリベルテの頭を撫でた。
リベルテは直感を感じた。
彼と共にあることで、自分のこれからの人生が彩りを取り戻すことになるのだろうと。
けれどこの時はまだ知らなかった。
彼の抱えた闇を。
慌ててリベルテはキースの手を掴む。その様子はさっきとはまるで違う、最初の紳士的な様子とも違う、どこか儚げで消えてしまいそうな印象があったからだ。
「怖くないです…!!にげちゃってごめんなさい!!」
「そう?」
「はい!助けてくれてありがとうございます…」
半獣は基本的にモノ扱いであるが故に奴隷のように、時には娼婦のように扱われるのだ。
「急に怒って…早歩きされるから、いなくなってしまうかと思いました。」
「怒ってたんじゃないよ…なんていうかね、言葉にはし辛いんだけどさ…っていうかね、早速絡まれちゃうし、リベルテは本当なんなの?」
「不可抗力じゃないですか…!」
「可愛くなるのも考えものだなぁ…」
リベルテはキースの顔をまじまじと見た。
「可愛い…ですか…?」
「……今のなし」
「え!本当ですか…??」
「…だから、君は充分可愛いよ、もう、これでどう?」
キースは顔を真っ赤にしながら、観念したようにリベルテの頭を撫でた。
リベルテは直感を感じた。
彼と共にあることで、自分のこれからの人生が彩りを取り戻すことになるのだろうと。
けれどこの時はまだ知らなかった。
彼の抱えた闇を。


