「…今田。その格好…似合ってる」え…ふと天野を見ると耳まで真っ赤にしていて…
…ドキン、ドキン。
さっきよりも大きい心臓の音。
…ドキン、ドキン。
この感覚知ってる。
天野に恋した時と同じ。
…ドキン、ドキン。
やっぱり…私天野の事好きなんだ。
そうと分かれば繋いでる手が恥ずかしくなってくる。あの時から私達は沈黙で普通は気まずいと思うけどでも私には手を繋いでるっていう嬉しさの方が大きかった。