大嫌いな君。

てか⋯てか私⋯




「もうとっくにふ⋯」


バシャッ!




⋯られてるんですけど、という言葉は最後まで言いきれず口は開いたまま



髪の毛の先から水滴が落ちる





「みんながみんな、あんたみたいに馬鹿正直じゃないの!」




そう叫ぶ女3の手には空のバケツが握りしめられている






馬鹿正直か⋯



この子たちみたいに探りを入れて、もっと慎重になっていたら私は先輩に振られなかったのかな?





言い返す気力もなく壁にもたれながらずずずーっと下に滑ってしゃがんでしまう