梓side*
「あ、帰ってきたわよ」
柚葉の声にビクッとなる
「べ、別に待ってないから報告しないでいいよ」
帰ってきたというのは恐らく橘のことだろう
気にしていないといいつつ横目でちらちらと隣に来るのを確認する
菊野栞からの告白はクラスの間でも噂になっているようでクラス中の視線がこちらに集まる
橘はなんてことないようでいつもの様子で隣にドカっと座る
とほぼ同時に昼休みも終わり、
5限目の担当の先生が教室に入ってくる
「席つけー」
先生のその一言でみんな慌ててロッカーに教科書を取りに行ったり、まだ出していた弁当を片付ける
私は橘に声をかけるタイミングを失う
冷静に、冷静に⋯
「あ、帰ってきたわよ」
柚葉の声にビクッとなる
「べ、別に待ってないから報告しないでいいよ」
帰ってきたというのは恐らく橘のことだろう
気にしていないといいつつ横目でちらちらと隣に来るのを確認する
菊野栞からの告白はクラスの間でも噂になっているようでクラス中の視線がこちらに集まる
橘はなんてことないようでいつもの様子で隣にドカっと座る
とほぼ同時に昼休みも終わり、
5限目の担当の先生が教室に入ってくる
「席つけー」
先生のその一言でみんな慌ててロッカーに教科書を取りに行ったり、まだ出していた弁当を片付ける
私は橘に声をかけるタイミングを失う
冷静に、冷静に⋯