先輩!ダメですよ!?



コロンの匂いが充満する車、大音量で音楽が流れている。






前の助手席と運転席をチラっと見ると、助手席に乗った男の人と目があった。







その人を見たとき、息が止まるかと思った。




整いすぎた顔・・・スラッとのびた高身長・・・そして、何も色を映さない黒い瞳。





その瞳を見ると、吸い込まされるような感覚に陥る。








「おねんねしてね。」









私を乗せた男の人が、私に薬品をつけたハンカチを口に押さえつける。







どんどん、体の感覚がなくなった。




・・もう意識が放浪としている。





ぼや~と目の前に映った、男の人がフっと笑みを浮かべた。




そして、私は意識を手放した。