今日はひとりか。





私はため息をついて、カバンを手に取り教室から出ていく。






もう、ほかのみんなも帰っていて周りは誰もいない。




たった私一人だけ。




なんでなんだろう、晴哉大事なようでもあるのかな?





1人は、悲しいよ。







いつも帰るって考えている私は・・・本当にお馬鹿だよね。








私は校門を通ろうとしたとき、校門の近くに座っていた人に呼び止められる。






「おい、晴哉の女。」






その人を見てみると・・・なんか、見覚えが。





私は、う~んと唸りながら考える。



誰だったけ?え~っと、確か・・・一週間前くらいに晴哉と出かけたとき会った人?だっけ。