ずっと結衣のそばにいて喋る。



たまに布団をかけてあげたり水を持って来たり



看病をしていた。



ある日、私はいつものように



結衣の病院に行く。



「結衣ー!遅くなってごめんね!

 待った?」


「大丈夫だよ!」



優しいな。私すごく遅れたのに。



「ごめんね。ジュース買ってくる!」



コクリとうなずいた結衣を見てから



自動販売機へと向かう。