大好きなんだ






走っても走っても祥宏はいない。



どこにいるの?



「....はぁはぁはぁ」



息を切らして休憩をしていたら



後ろから声がしてきた。



「なぁ、茜。俺、守りたい奴がいるんだ。


そいつには悪いことしたけど



俺、今でもそいつのこと好きなんだ。


だからこういう中途半端の、終わりにしよ」



それは紛れもなく、祥宏の声だった。