「あたし、復讐します」



璃梨の表情は清々しかった。



「そう。で、さっきの質問。女神さまにならない?」



マリアは壁に寄りかかり、腕を組んでいる。



そんな態度をしていても、璃梨にはとんでもなく美しいものに見えているのだ。



「四年後に、また来ます」



璃梨はマリアの質問にそう答えただけだったが、マリアは璃梨の意図を全て悟り、笑顔で頷いた。



「待ってるわ。必ず来なさい」



璃梨はしっかりと頷いた。