「はぁ…」


あの日、陽奈ちゃんが保健室に来た日から昼休みに新くんが保健室に来ることが無くなった。


それどころかここ数日全く会っていない。


ガラッ


「っ!?」


「あ、高良先生?」


「あ、帆波さん。どうかした?」


「救急箱ありますか?」


「うん。あるよ!野球部…雪姫くん?」


「はいw」


「ふふ。はい」


「ありがとうございますっ!」


「うん。…帆波さん」


「はい?」