あれから職員室では、貴広が連れてきた警察に八尾たちを引き渡し、そのまま八尾たちはパトカーに乗って、“ピーポーピーポー”というサイレンと共に消えた。

また柴田先生はひどい怪我のため、至急救急車に乗って病院へ連れていかれた。

こうして0組に平和が戻ってきたわけなのだが。

『………………』

0組の7人は、思いにふけっていた。

『………………………』

0組の教室に静かな雰囲気か漂う。
それは重い雰囲気ではなく、心地の良い雰囲気だった。

『……………………………………』

0組の教室の中に、窓から夕日のオレンジの光が入る。

「…あのさ」