すると、後ろでドアが開く音がした。 “ギーッ…” 野乃はすぐに後ろを振り向いた。 自分を連れ去った人の顔が分かると思ったからだ。 ドアの向こうには、人影が4人見える。 そのうち1人は手を縛られているようだ。 だが、肝心の顔はまぶしくて見えない。 「おいっ、入れよ!」 「きゃっ」 女の人の小さな悲鳴と共に、ドアがバタンと閉まった。