「…というわけなの」

美琴の話を聞き終えた詩織と里菜と貴広と新の4人は、黙り込んだ。

「…マジかよ…」

「コレって…誘拐!?」

里菜と貴広が顔を見合わせた。

その時、教室に入ってきた人がいた。
それは四葉だ。

「おっはー!」

『…出た、遅刻魔』

「ちょちょー!
そんなこと言わないでよー。
ってか何かあったの?
みんな、なーんか暗いんだけど…」

四葉は暗いオーラを払うように手を動かしながら言った。
すると貴広が言った。

「…四葉、実はな…」

美琴から聞いた話を四葉に話した。