美琴は野乃と一緒に登校するために、野乃の家に行った。

美琴は毎朝、野乃と一緒に登校するために、野乃の家に行く。

今日も野乃と一緒に学校へ…と思っていたが、
そうではなかったらしい。

「……遅いなぁ」

美琴は野乃より家の前で、何回も腕時計を見た。

「約束の時間からもう10分も経ってる…」

おかしいと思った美琴は、門のドアを開け、玄関に向かった。

「…えっ……」

玄関のドアを見た美琴は青ざめた。

玄関のドアには…
『野乃は消えた』
という貼り紙がしてあったのだ。

「た、大変!」

美琴はその貼り紙を持って、すぐに学校に向かった。