よく晴れた日の朝。

0組の教室に美琴が慌てながら入ってきた。

「ねぇ、どうしよう…!?」

「ん?珍しいな、美琴が慌てるなんて…」

美琴は今にも泣きそうだ。
貴広が聞いた。

「…何があったんだ?」

美琴は目をうるうるさせながら言った。

「…野乃が消えちゃったの…!」

『はっ!?』

美琴の話によると…