里奈は目をゆっくりと開けた。

「…よしっ行くか!」

里奈は目の前にある、玄関のドアを開けた。

外の空気と太陽の光が入ってくる。

“……バタン”

玄関のドアが閉まった。

机の上に写真が1枚、飾られている。

それは詩織、野乃、里奈、貴広、新、四葉、美琴が、まだ“0組”だった頃の写真だ。

この写真を見ると、あの楽しかった日々が思い出される。

今日も彼らは、未来に向かって歩むであろう―――。