ならんであるいて、
ちょっとカップルみたいでくすぐったい。
「そういえば、さ。」
湊が隣を歩く私を真剣な瞳で見つめる。
湊がいつもと違くて、なんだか緊張してしまう。
だけど、真っ直ぐな湊の瞳から視線をそらすことはできなくて。
彼の口から次にどんな言葉がでてくるのか、ただ、黙って待つ。
「……。さみぃからなんかあったかいもん飲まねぇ?」
「……………。」
真剣な顔して何をいうのかと思えばそんなことか。
私がはいはい。と返事すれば、湊はいつもの悪戯っぽい笑顔をみせた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…