「……あ!夏奈美ーっ!おつかれー!!」


バイトが終わりエプロンをたたんで、帰る準備をしていると湊が元気よく休憩室へ入ってきた。


「湊!おつかれーっ」


「今日も家までおくってってやるよ!」


「ばーか。通り道なだけでしょ。仕方ないから一緒に帰ってあげる!」


悪戯に笑って湊を見れば
湊は生意気~と言いながら私の髪をわしゃわしゃと触った。