「酷いと思った?なら…だったら、実笑が、自分でどうにかしてくれりゃ良かったんだ。ミナには、鬼になった時に言葉が届くんだ。喋れるんだ。こんな馬鹿げたこと、やめさせてくれればよかったんだよ‼︎」
叫んだのは、麗だった。
麗はいつも余裕綽々と構えているから、怒鳴ることもなければ叫ぶこともない。
だから、意外なのとともに、怖かった。
今まで一度も怒鳴られたことなんてない。
叫ばれたことなんてない。
「…お前は、ずっと首しかやられてねぇじゃん。何が、酷いんだよ。お前も、首以外をやられてみろよ」
静かに怒りを爆発させたのは、明星。
いつもは怒鳴るからこそ、本当に怒ってるんだと、苛立ちが爆発したんだと分かった。

