目を開ければ、また大きな廃れた建物とただただ無意味に広がる地。
「…いってぇ」
今回軽傷だったのは、莎々蘭と鬼の私で、麗と明星は身体中に包帯が巻かれ、血が滲んでいる。
傷を庇いながら明星は起き上がった。
「何でこんなに痛えの?」
身体中に巻かれた包帯を確認し、前回の記憶を思い出すように目をつぶった。
「…あぁ、あの後ミナに滅多刺しにされたのか」
思い出したらしく、眉間にシワを寄せてため息を吐く明星。
「…お」
目が覚めたのか、麗が声を出した。
「お?」
「起き上がれねぇんだけど。…全身が、痛い」

