「『ぅひひひひ…どこから切ろう?ここから切ろう。細くて長い、綺麗なゆ・び』」
歌うように宣言すると、麗を殺す前に…指を一本一本切り取って行く。
女子の私でさえ羨ましく思う、麗の細くて長い指。
昔は、ヴァイオリンをやっていたらしい。
いや、知ってはいるし、演奏も聞きに行ったことがある。
でも、ずっと前にやめてしまっていたから、忘れていた。
弦を押さえ、弓を持ち、美しい音色を響かせていた麗の指が、真っ赤に染まる。
元あった場所から切り離されて、真っ赤な液体が垂れてくる。
私は、狂ってしまったのかな?
この光景を見て、美しいと、神秘的だと、思う。
人の命を、麗の命を、私の中に入ったミナが、私が、握っているような…錯覚。
…楽しい。
⁈何を考えて…。
『ぅひひひひ…いいんじゃない?そう考えても』
ミナが、私の考えを肯定する。

