どうやら、この手の話にありがちな…閉じ込められた、という状況らしい。
そして、私は新しい発見をした。
人間、あり得ない状況では意外と冷静。
「どうすんだよ」
どうしようもない。
「ぅひひひ…じゃあ、くじをひいて」
いつから立ってたのか。
不気味に笑う、血だらけの少女。
手には、箱を持っている。
どうやら、言葉通りくじを引かせるつもりのようだ。
「なんで、くじをひかないといけない?」
麗が、冷ややかに少女を見下ろした。
普通、幽霊みたいな少女を見て、この反応は少し違う気がする。
「ぅひひひ…鬼、決めるの」
何がそんなに楽しいのか、少女は笑っている。
そんな常軌を逸した状況で、くじをひかないと何も変わらないと気付いた莎々蘭が真っ先にくじを引いた。

